投資信託と一口に言っても、さまざまな運用方法があるようです。
その中でもファンドオブファンズ方式とファミリーファンド方式について詳しく調べてみました。
今回はファンドオブファンズ方式とファミリーファンド方式について紹介していきます!
ファンドオブファンズ方式とは?
ファンドオブファンズ方式とは、投資信託会社が株や債券に直接投資するのではなく、投資信託会社が他の投資信託に投資する手法になります。
つまり私たちがお金を預けた投資信託会社が、さらに他の投資信託会社に投資し、そこで得た利益が手数料を差し引かれて私たちの元へ還元されるという仕組みです。
この手法で取引を行うことで、より多くの株や債券に投資できるため損益を出すリスクを抑えられるという利点があります。
しかし複数の投資信託が絡み合っているため運用状況がわかりづらく、運用は投資信託会社にほぼお任せ状態となります。
また、投資信託をまたぐ際にかかる手数料一切は投資家が支払うことになるため、手数料は割高になることは避けられません。
メリット:リスクが少ない、投資の知識がなくてもプロに一任できる
デメリット:手数料が高い、短期的なリターンは見込めない、運用状況が不透明
ファミリーファンド方式とは?
ファミリーファンド方式とは、投資家から集めたお金を一括り(ひとくくり)にし、投資信託会社の系列会社のファンドに投資していく手法です。
そしてお金を一括りにしたものをベビーファンドと呼び、投資する系列会社のファンドをマザーファンドと呼びます。
ベビーファンドは株や債券の取引を直接行わず、取引は系列会社であるマザーファンドにて行われます。
ベビーファンドとマザーファンド間の手数料は発生しないため、ファンドオブファンズ形式に比べ手数料が割安になります。
また、ファンドの方式によって複数のベビーファンドを作ることができるため、投資家も配当の受け取り方を選択することが可能になります。
メリット:手数料が安い、配当の受け取り方を選択できる(毎月、3ヶ月、1年など)
デメリット:特になし
さいごに
ファンドオブファンズ方式は、手数料が多分に取られるたけではなく、取引も不透明なため、投資家にとってあまり親切ではない取引形態であると言えます。
一方でファミリーファンド方式は、手数料が割安で、なおかつ目立ったデメリットは見受けられません。
投資信託へ資産の運用を一任する場合は、この点も頭に入れて検討されると良いでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました^^