ウォーレンバフェットは企業の本質的価値を知る重要性について説いています。
そしてその企業価値に対して株価が安いときに株を買うのが、基本のスタンスだそうです。
では一体、バフェットの述べる『本質的価値』とは何なのでしょうか。
今回は『ウォーレンバフェットの本質的価値とバリュー理論について』まとめてみました!
バフェットが述べる『本質的価値』とは?
バフェットは銘柄を選ぶ際は、株価の動向よりも企業のもつ本質的価値に基づき判断を下しなさいと述べています。
企業の本質的価値をベースにして適正な株価を判断し、それよりも値が下がっていた場合購入を検討するのです。
では一体、企業の本質的価値とは具体的には何なのでしょうか。
それは企業のもつ資産や利益、配当、将来の成長性などです。
ウォーレンバフェットを育てたベンジャミン・グレアムは『本質的価値は事実によって決まる価値である』と述べています。
企業の情報を収集すれば、個人投資家でもこれらの情報を手にすることができます。
将来の成長性については予測になりますが、より多くの情報を集めることでより精度の高い予測をすることが可能になります。
本質的価値の計算方法とは?
企業の本質的価値は、ベンジャミン・グレアムによると以下の計算式で見積もることができるそうです。
本質的価値=将来の予測利益×適切な資本還元率
本質的価値を決める要素の中でも特に大事なのは、将来の見込み収益率であるとベンジャミン・グレアムは述べています。
そのため企業の本質的価値を計るには、今後を見通す力が重要になります。
また、資本還元率は企業の配当計画や、収益率、財務状況によって異なります。つまり本質的価値を計算するためには、前項で述べた本質的価値の材料となる情報をなるべく多く把握することが大切なのです。
しかし、企業の本質的価値を正確に見積もることは難しいでしょう。
ベンジャミン・グレアムも「正確な数字を出す必要はない」と述べています。
だいたいの予測をし、その数字に対して株価が割安であると判断した場合、購入を検討すると良いでしょう。
さいごに
バフェットの投資方法を読み解くと、投資先の企業のデータ収集がいかに重要かが理解できるかと思います。
「投機家は株価に着目し、投資家は企業の動向に着目する」というバフェットの名言があります。
この名言通り投資家として大成するには、企業について深く知ることが大切なようです。
この記事がみなさんのお役に立てたなら幸いです^^
最後までお読みいただきありがとうございました!!