
ベンチャー企業が台頭するようになってから、M&Aという言葉がひんぱんに使われるようになりました。
でも一体M&Aとはどのような意味なのでしょうか。
今回は『M&Aの意味について』わかりやすく紹介していきます!!
M&Aとは?わかりやすく説明すると…
M&A(エムアンドエー)は、企業の合併や買収を総称した言い方になります。
英語では、Mergers(合併)And Acquisitions(買収)となります。
アメリカではずいぶん昔から頻繁に行われていましたが、日本ではライブドアをはじめベンチャー企業の増加に伴いM&Aが公使される機会が増えてきました。
では、M&Aとは具体的には企業に間にどのようなメリットがあるのでしょうか。
M&Aのメリットとは?
M&Aは、買収する側、そして買収される側両方にメリットがあります。
【買収する側のメリット】
・買収する会社のもつ資産(ノウハウ、技術、人材、サービスなど)を手に入れることができる
・一から新たに会社を立ち上げるよりも、資金面、スピード面で効率が良い
・事業の規模を大きくすることができる
・新規産業へスムーズに参入できる
【買収される側のメリット】
・買い手側の会社から資金援助を受けることができるため、資金繰りが安定する
・創業者は会社の事業自体をお金と交換できる
(買収により支払われた金額が創業から現在までかかった費用より高かったら、その差額分が創業者の利益となる)
上記のようなメリットを手に入れたいと会社が考えた場合、M&Aが行われます。
しかし、M&Aを実際に公使した結果、両会社間の関係が上手く噛み合ないケースもあります。
計画通りに物事が進まなかったり、買収された側の会社がリストラを求められたりと社員間の関係性などにトラブルが生まれることもあります。
合併と買収の違いは?
簡単にいうと、会社の資産(人やノウハウなど)を買い取る方法を合併、株を買って自分の会社にしてしまう方法を買収と言います。
【合併の場合】
企業のもつ資産を手に入れ、もともと持っている会社の規模を大きくすることができます。
買い取られた会社は、社名も変えられ、買い手の会社の事業スタイルを踏襲することになることが多いです。
【買収の場合】
企業の株を過半数以上買うことで、経営権を握ることができます。
買い取られた会社は、そのままの形で存続するケースが多いです。
M&Aが敵対的になるのか友好的になるのかは、買い取られる会社の経営者が賛同するかどうかで決まります。
お互いの会社が話し合いながら、事業譲渡や合併、株式交換などを経ていく場合は、友好的なM&Aと言えるでしょう。
一方で、相手企業の合意もなく株式市場において株式を買い占めて進めていく場合は、敵対的なM&Aになります。
さいごに
M&Aは会社間同士だけではなく、社会全体から見てもとても良い循環をもたらすものだそうです。
人材やノウハウは優れているけれど経営能力がないが、もう一方の会社は資金と経営能力はあるが、ノウハウがない。
この場合、M&Aをすることでお互い足りないものを補い合うことができます。
恋愛のように相性もあるかもしれませんが、両者にとってwin-winな策になるとベストですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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